国際園芸博覧会とは
国際的レベルで園芸生産者の共通の
利益を図るため開かれる博覧会です。
1960年オランダのロッテルダムで開催したのが
始まりで、以後ヨーロッパ各地で開催され、
アジアでは1990年大阪で開催された
「国際花と緑の博覧会」が初で、以後フィリピン、
中国、2000年には「淡路花博」、2002年韓国、
そして今回の「浜名湖花博」は   国内で
3回目に開催される国際園芸博覧会です。       
〜新たな暮らしの創造
浜名湖の豊かな水面に囲まれて、花と緑とそれらを育んだ水を介して、
人と自然の関わりを見つめなおす舞台・・・これがテーマです。
花みどり未来館 巨大なガラス温室を利用した、
花みどり産業の最先端技術を紹介するパビリオン
色彩豊かなガーベラ
ガーベラは静岡県の生産量が
全国一、特に浜松は県内生産
量の6割をしめるそうです。
上右はガーベラの庭です。
育種家の夢「青いバラ」と
遺伝子組み換えカーネーション
一番の青いバラは写真だけ
オオゴマダラチョウ ハイビスカス 洋ランディスプレイの前で
庭文化創造館 花緑のプロたちと、サイエンスやアートなど様々なジャンル
の人達が手を組んで次世代の庭づくりを提案するパビリオン
9月のテーマは「月見の庭」  見学したのは丁度「中秋の名月」の日でした。
銀閣寺の向月台と銀沙灘(だん)
京都の銀閣寺にある月を鑑賞するための場所「向月台」と天の川の星を映す鏡
ともいわれる中国の西湖を模した砂の湖「銀沙灘」がパビリオンの中に制作されていましたが、
薄暗く撮影禁止だったので実物の写真を載せておきます。
国際花の交流館 国内外の企業や愛好家が作品を披露するパビリオン
花の美術館 印象派画家クロード・モネが
フランス・ジヴェルニーに造った庭と家を再現したもの
フランス・ジヴェルニーの
モネの家
再現された「モネの庭」と「モネの家」
残念ながら睡蓮はもう咲いてませんでした。
百 華 園 世界各国の花や珍しい木が咲き誇る
国内最大級の植物コレクション
上から見た園内の一部
庭 回 廊 テーマを決めた個性的な庭が広範囲に点在している
モザイカルチャー
マガモの模様は全て小さな植物。
金網に形をつけた像の中に軽量土壌を詰め込み、
1株ずつ植えつけられている。
5種類の葉で色を表現し、
1羽あたり約4千株が植えられている。
波形の庭
遠州灘特有の潮流によって出来る不規則な波形「うど」をイメージした庭
国際庭園 全長500mのエリアに世界24カ国の庭園が集まる屋外展示
写真をクリックすると大きくなります。
アメリカ ボリビア デンマーク ドイツ
イギリス ハンガリー インド インドネシア
ケニア オーストリア パキスタン タ  イ
2004年4月8日から開催されていた浜名湖花博は入場者数も
当初の目標である500万人を突破し、10月11日で閉幕となります。
私が見学した9月28日は台風前の曇りの天気でしたが、幸い暑くもなく丁度良い気温でした。
ただ、世界各国から集められた6000品種、500万株が咲き競った56ヘクタールの会場は
あまりに広く、半日では回りきれず、まだまだ見所は沢山あったようですが
見学してきた所をまとめてみました。
個々の花については花日記に載せていきたいと思っています。