花見山
福島市街から南東約4Kmにある里山で、養蚕が盛んな地域でした。昭和の初め頃から
不況も影響して養蚕の合間に山を開墾し花木を育て、販売し生計を得るようになりました。
1軒の農家が昭和34年から「きれいな花を皆さんに楽しんでもらいたい」と開放しているもので、
花見山は造られた観光地ではなく、農家の方が丹精込めて育てている花々の咲く里山です。







写真家の秋山庄太郎が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていたのがこの花見山なそうです。
桜は東海桜、ソメイヨシノ、ヒガンザクラ、山桜など、それに花桃、レンギョウ、
ハクモクレン、椿、ボケ等さまざまな色の花が咲き、まさに百花繚乱でした。