北海道大学は明治5年に東京・芝の増上寺内に創設された開拓使仮学校
が前身で明治8年に札幌へ移転、翌年に札幌農学校として開校された。
180万uのキャンパスは学生達が移動に自転車を利用するほど広く、
原生林の面影をとどめた豊かな緑にあふれていました。
学生にまじって散策している観光客らしき人達も多く、
私も広い構内を一人で散策してきました。

これが北海道を代表する牧歌的風景として有名なポプラ並木です。
倒木の危険があるということで中には入れませんでした。
ウイリアム・S・クラーク像
明治9年札幌農学校が開校された
ときアメリカから教頭として着任し、
帰国に際してのこした有名な
”Boys,be ambitious!”
という言葉は深い感銘を与えた。
新渡戸稲造博士の像
第二次世界大戦前の日本を代表する
国際人、教育者であり、「五千円札」の
肖像としても知られる盛岡市出身の人。
明治14年札幌農学校を卒業したあと
東京大学に入学し、さらに、アメリカ・ドイツ
に留学し、帰国してから札幌農学校教授
として、当時閉校の危機にあった農学校
の建て直しと学制改革に尽力し、のちの
北海道大学の基礎を築いている。

総合博物館
土日は閉館で見学はできませんでした
重要文化財「札幌農学校第2農場」
札幌農学校教頭クラーク博士の大農経営
構想に基づいて明治9年に開設された農場
当時の日本は乳牛などを飼育する畜産経営
がなかったため、米欧の技術が北海道に適
するかを調べることと、模範的な経営を行って
北海道に入植してきた人達に普及することが
必要であった。模範家畜房と穀物庫は、日本
最古の農業建築であり、乳牛のホルスタイン
種は今日まで血統が維持されているそうです
施設の文化的価値を広く世間に伝えるため
平成12年より一般公開をはじめたそうです。

広い構内にはハスの花が咲き、
噴水のあるこのように美しい池も
あり、川もながれていました。
花木園
花き、造園学などの教育実習の目的
で設けられている所なそうで、北国に
多く見られる花木が自然風に植えら
れているところです。できるだけ手を
加えないで野性味を残しているとの事

右の花はオオウバユリ

北大植物園
北大の付属施設として研究と教育、植物
の系統保存を目的としているが設立当初
から一般に公開されて市民の自然教育
に役立つように運営されているとの事
クラーク博士の農学教育には植物園が
必要であるとの進言により、樹木園が
作られたのがはじまりで、東京大学小石川
植物園に次ぐ日本で2番目に古い植物園
ゴトウツル・ツルアジサイ レッド・ベインベリー
白いハマナス ハマフウロ