約1200年前の10月22日に桓武天皇が「平安京」に都を遷されたのが「京都」の始めです。 遷都より1100年に当る明治28年、天皇の御神霊をお祀りして平安神宮が創建されました。 創建の翌年から遷都の日とされる10月22日を記念して開催されているのが「時代祭」です。 京都の1000年以上もの歴史を、正確な時代考証とともに絵巻物のように見せるのが特徴で、 秋深まる都大路で繰り広げられる平安時代から明治維新までの華やかな”歴史絵巻”です。 桓武、孝明両天皇をまつった二基の御鳳輦を中心にした神幸列が平安神宮から京都御所 までの４キロの道を４時間かけて練り歩く2000人の行列です。 御鳳輦(ごほうれん）とは天皇の乗り物の美称です。 　 維新の際、幕府の遺臣が反抗した時、丹波の国が山国隊を組織して、官軍に参加した時の衣装 幕末志士列 　 徳川幕府は大礼、年始には必ず城使を上洛させ、皇室に対し礼を厚くしました。 本列の駕籠は幕末当時の形式。先頭の挟箱持（はさみばこもち）は「ヒーサー」の掛声で走る。 和　　宮 吉野太夫 　 豊臣秀頼初参内と、元服の時の盛儀を模したもの。乗物は特に盛儀に使われた牛車 　　　　　　 1568年織田信長が兵をひきいて上洛を模したもの。 1333年後醍醐天皇が隠岐より還幸の時楠公が先駆して上洛した時のもの。 　 大原女 桂女 淀君 静御前 　 　 平安時代中期以降、藤原氏の盛時に於ける文武両道の姿 巴御前 常盤御前 紫式部と清少納言 小野小町 和気広虫 百済王明信 　 大将に当たる人は坂上田村麻呂を模したもの。 　 延暦黄時代の公卿が朝廷に参上する状況を模したもの。 時代祭当日の神饌物を奉献する人達。 御神幸の直前を行くので前列。