東北自動車道一戸インターから国道4号を南下し、車で5分。小高い丘によみがえる太古の里。
御所野遺跡は縄文時代の中頃(4,000〜4,500年前)の大規模なむらの跡で、400〜500年継続した村で、
この遺跡からは600戸の住居跡が見つかっているそうです。
平成元年に試掘調査を開始、5年に国指定史跡となり、14年に御所野縄文公園としてオープンしました。
きききのつりはし(4500年の時を超えるタイムトンネル)
駐車場から曲線美の美しい木製のつりはしを渡っていきます。
縄文博物館
展示室には御所野遺跡の大きな特徴である土屋根の竪穴住居の紹介や、遺跡の出土品、
東北地方でも有数の規模と考えられる御所野むらの縄文人たちの四季のくらしの様子が再現されています。
掘立柱建物
縄文土屋根住居
土屋根住居の屋根の骨組み
焼失住居
建築材が炭化してそのまま残り、火災住居としては珍しく建築部位まで想定できた土屋根ドーム型の竪穴住居が
発掘されました。当時の道具を使い、すべて手作業で復元し、燃焼させ、焼失状況を知ることができたそうです。
ウルシ林 くり林
公園内には山野草が植えられ清掃もゆきとどいていましたが、これは一戸南小学校の生徒で組織する
御所野愛護少年団の活動によるものなそうで、遺跡保護が目的の愛護少年団は全国的にも珍しいそうです。