盛岡市民文化ホールで開かれた盛岡市出身で東京在住の画家高橋和さんの個展「風跡」。
県立盛岡短期大学美術工芸科出身で在籍時の作品から新作まで60点を展示。
初期は油絵の具の質感を生かした画風から次にデッサンの線が残るような淡い色使いに変
化し、念願のペルーに2ヶ月半滞在し、見た風景はその後の制作に決定的な影響を与えた。
南米の先住民族の色彩感覚が抽象化された画面に強烈な印象で配されていく。
風をテーマにした最初の頃の作品は白や銀の画面にクスコで感化されたであろう鮮やかな色
を浮かび上がらせているが、2000年以降の作品は目に見えない風の起こす流動性を美しい
ラインで表現している。風をテーマにしたきっかけは南米のクスコを歩き、マチュピチュを上空
から見た体験。画面に流れる風は、はるか昔からのつぶやきを運んでくる。(盛岡タイムスより)  
30日に展示会場で開催されたワークショップの様子。
「風」というテーマで自分の好きないろ紙に自由に描いています。
何をイメージして描いたのか一人づつ説明しています。
皆さんのユニークな発想に一同感心していました。
風をテーマにした作品を一同に
見ていてもとっても楽しかったです。