毛越寺のあやめまつり  14年6月
奥州藤原氏二代基衡が豊富な財力をもとに築いた毛越寺
平安時代の浄土庭園の遺跡がほぼ完全に残っていて
特別史跡、特別名勝の二重指定を受けています。
明治神宮より100種100株を分譲していただいたものをもとにして花の種類や株数も増え、現在では300種3万株の花菖蒲園です。

10年ほど前に初めてジャーマンアイリスの花見本畑を見たとき、虹のような色彩と、豪華さに魅了されたのですが、最近は清楚な”あやめ”のほうが好きになってきました。
これも年のせいでしょうか・・・
   アヤメ、カキツバタ、花菖蒲の違いを
         知ってますか!

1、アヤメ
アヤメは比較的乾地を好み5月に開花します
3枚ある花弁は紫ですが、弁元は黄みを帯
びその上に縞模様が入るので区別できる。
葉はいちばん細く表面に葉脈は見られない。
2、花菖蒲
日本に自生する植物で、湿潤な土地を好む
が、池や沼の中の植物ではなく陸地の植物
紫の3枚の花弁(がく片)をもち、弁元中央部
に黄色いV字状の目が入り葉には面1本、
裏2本の葉脈が入るのが特徴です。
3、カキツバタ
沼地又は池地などの水生植物で、5月に開
花し、花弁は3枚で紫です。弁元に黄色い
V字状の目が入ります。葉幅はいちばん広
く、葉脈は表面に見られません。
             (庭園の立て看板より)
         常行堂

平安時代の優雅な趣を持つ貴重な古典芸能
で国の重要無形文化財の指定も受けている
 ”延年の舞” が正月二十日にこの常行堂
で舞われます。
この庭園の花は花菖蒲なのにどうして”あやめまつり”というのでしょうね。