青森の二つの庭園
平成22年10月8日
平川市の盛美園

清藤家24代盛美が明治35年より9ヵ年を費やして作庭した面積3,600坪の庭。

庭園を鑑賞するために建てたもので一階は和風、二階は洋風と異なった建物が上下に
重なっている例は他に無く、正に明治時代の文明開化を象徴している建物として知られている。

鎌倉時代の彫刻金剛界大日如来を本尊として祀っているお堂。
両側の蒔絵は、人間国宝の河面冬山の作。「桜に孔雀」の蒔絵は日本最大のもの。
弘前市の藤田記念庭園
明治6年弘前市に生まれた実業家藤田謙一氏は日本商工会議所初代会頭に就任した財界人。
藤田謙一氏が、大正8年に別邸を構える時、東京から庭師を招いてつくらせた江戸風な景趣の庭園。
その後、みちのく銀行の管理所有を経て、弘前市が整備し平成3年に開園。

総面積6,600坪あり、東北地方では平泉毛越寺庭園に次ぐ大規模な庭園。