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旧青山本邸
北海道小樽のニシン漁で道内でも有数の漁業家として大成功を
収めた青山留吉の、生まれ故郷の遊佐町にある豪奢な本邸。 |
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青山留吉は1836年遊佐町に生まれた。家は貧しく18歳で養子に出されたが旧慣を重んじる家風
に合わず家に戻り、1859年24歳の時に、北海道の漁場に1人で渡りました。1年後小樽に小規模
ながら漁場を開き、明治期の積丹半島を中心としたニシンの豊漁により次々と拡大し、道内有数
の漁業家に成長する。
明治中期に故郷に土地を購入し本邸を建て、大地主となり、一時は村税の8割を納たそうです。
当時のこの辺りは茅葺や石置杉皮葺が連なる漁村でしたので、瓦葺の大屋根の本邸はまさに
「故郷に錦を飾る」ことが表現されたのです。留吉は73歳の時に、北海道の漁場を養子に譲り、
ここに隠居し、81歳の波乱万丈の生涯を閉じたそうです。
説明してくれた人は小樽の家はもっと豪邸だと言ってました。 |
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留吉が北海道に渡った時に乗っていったのと
同じ大きさの船の模型。
(こんな小さな船で冬の荒波の中を一人で渡ったそうです) |
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神庭
明治39年留吉の隠居に先立ち金に糸目を付けずに造園したと言われる庭。
神の宿る巨岩で庭を造り、祖霊をお祭りするという巨岩信仰に由来するもので
中心の「守護石」は高さ4m、隣には亀の姿をした「亀石」が配置されています。 |
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室内の意匠は柱や長押、差鴨居などに春慶塗を施した豪華なものです。
天井にさがっている折り鶴はハエ除けと飾りで当時のままなそうです。 |
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あつみ温泉の誕生は、
今から千年以上も前。
新鮮な魚介類、近郷近在の農家
手作りの農産物や日用品が並ぶ
300年程の歴史のある朝市が有名
能登輪島の朝市、飛騨高山
の朝市と並ぶ日本三大朝市の
一つとも称されているそうです。
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名前の通り海辺の温泉卿。
起源は1053年との事。
庄内の代表的な海水浴場。
下の写真はホテルの窓からの
景色で、海の家も準備できてい
て、例年なら海水浴を楽しむ人々
の歓声が溢れている時季ですが、
冷夏のため静かな砂浜でした。 |
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2002・5, 2003・7 |
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